臨時休業期間が延々と延びていく。
子どもたちに、何もしてやれない。自分は何やってんだろうっていう自嘲に、いちいち傷ついて。足掻けど足掻けど現状は好転しない。
例えるなら、どデカい真っ白な壁の前、立ち竦んでるみたいな気分だ。
壁に穴を開けるのか、それとも、壁を乗り越えるのか。
なんにせよ、今はまだ立ち竦んでる。
そんなこんなで、他者からの評価に必要以上に敏感になっている。
新体制でスタートして約半月だ。そろそろ見定めも終わる頃で、多方向からの値踏みの視線に吐き気がした。実際、吐いた。
若いから軽んじられるのか。技量がないから軽んじられるのか。
そりゃ教師には経験が必要だ。でも経験主義は権威主義と表裏一体じゃないか。
苦手なままの職員室で、言いたいことは何一つ言えないままだ。
頭の中の整理がつかない。