人生はそんなに甘くない。
学校が再開して、抗うつ剤が減薬になって、そして立て続けに失敗が重なった。
結局、念の為に渡されていた抗うつ剤を毎日せっせと飲んでいる。
子どものためなら、と思った。
見せしみじみた指導をする大嫌いな先生に、頭を下げた。
苦手な職員室にだって長く座っていた。
意味もない無駄話に付き合った。
子どものためだと思わなきゃ、やってられなかった。
このまま、ずっと磨り減って、そして、私はどこに行くんだろう。どこまで行けるんだろう。
行き着いた先で、私はどんな教師になってるんだろう。