今はまだ、

教員5年目/Twitter(https://mobile.twitter.com/ikedamis0n0)

リハビリ

 

人と話すのが苦手だ。

自己開示が苦手で、どうにもうまく人と付き合えない。

他人を求めることにも、他人に求められることにも疲れてしまう。

 

傷つけないように立ち回り、傷つかないように逃げ回る。

私の人生、そんな感じだ。

 

 

話は変わるが、このブログのタイトルは吉田拓郎の「人生を語らず」からとった。

「今はまだ、人生を語らず」

このフレーズを聴いたとき、救われた気がした。

 

今はまだ、何も語らず、口を閉ざして生きていこう。

そう思った。

教育論も、価値観も、主義も、主張も、趣向も、思想も、

まるごとひっくるめて人生を、

今はまだ、語らずに生きていく。

 

その点、短歌はいい。

語らなくていい。

短歌は語りではない。

主体も、客体も、曖昧なままでいい。

生まれも、育ちも、生活も、環境も、背景も関係ない。

私の作品に関しては、まったくもって私の勝手でしかなく、そして、私の知ったことでもないのだ。

単純で、明快で、爽快な世界だ。

私は、そんな理由で、短歌が好きだ。

 

 

私には、「みっちゃん」という友達がいる。

幼稚園からの付き合いの、唯一「切れていない」友達だ。

みっちゃんに短歌とブログを始めたことを言った。

「リハビリね」

と、みっちゃんは笑った。

的確だなあ、と思った。